AI使用を疑われた(冤罪)ときの対処法:手順と伝え方
結論
自分で書いた課題でAI使用を疑われたら、落ち着いて、書面で対応しましょう。何が問題で、どんな根拠があるのかを尋ね、下書き、メモ、編集履歴を集め、自分の課題について説明すると申し出て、所属機関の正式な手続きによる審査を求めます。判定ツールのスコアは推定であり、証拠ではありません。そのように扱われる権利があなたにはあります。
ポイント
- 慌てたり、やっていないことを認めたりしないでください。具体的な問題点と、その根拠を書面で尋ねましょう。
- 判定ツールのスコアは統計的な推定です。誰が書いたかを示すことはできず、どの判定ツールにも誤検出はあります。
- 最も有力な証拠は執筆の過程です。編集履歴、以前の下書き、メモ、保存した出典、教員とのやり取りなどが該当します。
- 自分の主張、出典、選択を対面で説明すると申し出ることは、多くの場合、最も説得力のある行動です。
- 所属機関の正式な審査や不服申し立ての手続きを使い、すべてのやり取りを日付つきで記録しておきましょう。
まず深呼吸を:スコアは証拠ではありません
すべての語を自分で書いたのに、AIが生成したように見えると言われるのは、つらく、不当に感じられるものです。返信する前に、最も大事な事実を思い出してください。AI判定ツールは語の使い方のパターンを推定しているだけです。誰がテキストを打ったのかは知りませんし、あなたがどのように作業したかも見えません。
丁寧に較正された判定ツールでも、人間の文章を誤ることはあります。当サイトの判定では、人間の学術テキスト約100件に1件が「AIが書いた可能性が高い」と判定されます(人間のテキスト583件の保留した2つのセットで1%と0.7%)。テストの甘い判定ツールではもっと多くなります。判定は、より詳しく調べる理由にはなっても、結論ではありません。
ステップ1:何が問題で、根拠は何かを尋ねる
直接話す場合でも、丁寧に、書面で返信しましょう。書面なら記録が残り、考える時間も得られます。結論に反論するのではなく、具体的な点を尋ねてください。
尋ねることは、非協力的な態度ではありません。公正な手続きは、何に応答しなければならないのかを、あなたが知ることから始まります。
- 課題のどの部分が問題とされたのか。
- 問題の根拠は判定ツールの結果なのか、以前の文章との比較なのか、それ以外なのか。
- 判定ツールが使われた場合、どの結果が示されたのか。それを見ることはできるか。
- この先の手続きはどうなるのか、いつまでに回答すべきか。
- 誰が判断するのか、面談に同席者を連れて行けるか。
ステップ2:どのように書いたかを示す証拠を集める
作業が時間をかけて進んだことを示すものをすべて集めましょう。面談の前に行い、コピーは同じ文書とは別の場所に保存します。
過程の証拠は、偽造が難しく、確認しやすいので強力です。数日かけて育った、履歴の見える文書のテキストは、一瞬で貼り付けられたテキストとは大きく違って見えます。
- ワープロやクラウド文書の編集履歴。複数日にわたる編集が確認できるもの。
- 以前の下書き、アウトライン、計画、手書きやスケッチしたページ。
- 読書メモ、マーカーを引いたPDF、保存したウェブページ、作成途中の参考文献リスト。
- テーマについて話し合ったり、フィードバックを求めたりしたメール、メッセージ、オフィスアワーのメモ。
- 普段の文体や水準を示す以前の課題。一貫性を示すのに役立ちます。
ステップ3:自分の課題について説明すると申し出る
自分の課題を話して説明することは、最も説得力のある行動の1つです。書いた本人は、書いていない人にはふつうできない形で、そのテキストを説明できるからです。早めに、落ち着いて申し出ましょう。
準備として、自分の課題と出典を読み返します。なぜその議論を選んだのか、何が最も難しかったか、ある考えがどこから来たのか、何を変えたいかを話せるようにしておきます。暗記する必要はありません。自然に話せれば十分です。
- 使った主要な用語を定義し、出典がどのように主張を裏づけているかを説明できるようにしておきます。
- 書いている途中で考えが変わった点と、その理由を言えるようにしておきます。
- 文法チェッカーなど許可された助けを使ったなら、隠さずに伝え、何をしたのかを説明します。
ステップ4:正式な手続きによる審査を求める
ほとんどの機関には、学問上の不正や不服申し立てのための正式な手続きがあります。学生便覧やシラバスで探し、その手続きで案件を扱ってほしいと書面で求めます。仕組みがわからなければ、学生相談の担当者、オンブズパーソン、学生組合が、あなたの権利を説明してくれるはずです。
手続きがどの程度の証拠を要求しているのかを尋ねることも役立ちます。判定ツールの結果だけでは認定に足りないとしている方針も多くあります。思い込まずに自分の所属機関の文言を読み、自分に有利なら引用しましょう。
AIっぽい文章This is ridiculous. I did not use AI and the detector is obviously wrong, so you need to drop this immediately.
あなたらしい文章I wrote this essay myself and I would like to resolve this fairly. Could you tell me which sections raised the concern and what the evidence is? I can share my version history, drafts and notes, and I am happy to talk through my argument and sources in a meeting.
解決するまでの間に避けること
善意の行動が、悪い状況をさらに難しくすることがあります。何かを隠しているように見えたり、記録を変えてしまったりすることは避けましょう。
- 下書き、編集履歴、チャットの記録は、乱雑に見えても削除しないでください。
- 提出済みの課題を書き換えたり「修正」したりして、元のものであるかのように送らないでください。
- スコアを変えるために、エッセイを書き換えツールやヒューマナイザーに通さないでください。信頼できず、証拠の見え方も変わってしまいます。
- 手続きを早く終わらせるために、起きていないことを認めないでください。まず支援を求めましょう。
- 判定ツールの精度についてだけ議論しないでください。過程を示すことが、多くの案件を解決します。
今後の課題に備える
解決したら、証拠を残すことを習慣にしましょう。編集履歴が残るツールで書き、日付つきの名前で下書きを保存し、メモと出典を残します。提出前にテキストが判定ツールにどう読まれるか見たい場合は、AITurnitinでアカウントなしで1,000語まで無料でチェックし、ハイライトされた文を確認できます。
よくある質問
AI判定ツールのスコアだけで、教員は私を不合格にできますか?
所属機関の方針によるので、読んで確認してください。スコアは推定であり、判定ツールには誤検出があるため、多くの機関は判断の前に追加の証拠を求めています。問題が何の証拠に基づいているのかを、書面で尋ねましょう。
下書きも編集履歴もない場合はどうすればよいですか?
それでも自分の課題を示すことはできます。会話の中で議論と出典を説明すると申し出て、メモ、保存した記事、メッセージを示し、普段の文章がわかる以前の課題を共有しましょう。そして、今後は編集履歴を残すようにします。
文法チェッカーを使いました。それが原因で判定されたのですか?
文全体の書き換えを受け入れていたなら、可能性はあります。その文は機械が書いたものになるためです。スペルや文法の軽い修正はほとんど影響しません。どのツールをどう使ったかを審査者に正確に伝え、授業で認められているかを確認してください。
軽い処分で済むなら、認めたほうがよいですか?
やっていないことは認めないでください。根拠を尋ね、過程を示し、正式な審査を求めましょう。プレッシャーを感じたら、返信する前に学生相談の担当者や学生組合の代表者に相談してください。
提出前に自分の文章をチェックするにはどうすればよいですか?
文単位でハイライトする判定ツールにかけてください。AITurnitinは、「人間が書いた可能性が高い」「どちらとも言えない」「AIが書いた可能性が高い」の3段階の判定でこれを行い、テキストは24時間以内に削除します。結果は判決ではなく、注意喚起として扱ってください。